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雨水かばた(最優秀賞)

2009年 日本建築学会 技術部門設計競技
『雨を楽しみ都市の水を制御する建築』
最優秀賞

雨水利用を通して雨を楽しみつつ、建築によって貯留、浸透、蒸発散させ、都市洪水の軽減やヒートアイランドの抑制などの問題解決に寄与する建築や将来のまちづくりへの方向性を示す建築技術の募集。

 

あま  みず  か   ばた
雨  水  川  端

ー仮説住宅地における雨水利用の提案ー

災害避難時の仮設住宅地では低コストと工期短縮に追われ、住環境の質が問われていない。住宅地という計画思想も欠落している。応急とは言え仮設生活が長期化するケースも多く、課題は山積みである。災害避難という特殊状況が、奇しくも日本の住宅地の課題を典型的に表出しているようだ。

建築家はハコを巨大化したり改良したりするのをやめ、原点に返り、人々がいかに生きていくかを示すべきだ。困難に立ち向かう時にこそ、精神の自由さが必要となる。「雨を楽しみ都市の水を制御する建築」というコンペ課題の着想そのものが、新しい仮設住宅地のあり方を示している。

『雨水川端・あまみずかばた』計画は、水を目に見えるところで使う。雨水を共有の資源としてきれいに使う。雨水を可視化することで暮らしの風景を変える。雨水は生きる力を与えてくれる。もしかしたら日本の都市住宅地は、仮設住宅地から変わる。

公共住宅コンペ