Ruhe

サウンドアート『Ruhe-夢見る貝』

企画・監修:ソニフィデア合同会社
設計協力:かめ設計室
植栽協力:山越健造デザインスタジオ
制作協力:有限会社村上建築工房/株式会社土谷不動産/ZKM/Penguin Creation
設営協力:株式会社スタンドオフ/株式会社アンカー工芸
機材協力:株式会社シンタックスジャパン/株式会社エムアイセブンジャパン/システムサコム工業株式会社
技術協力:有限会社アルファーコム
会場サイン:おいたまい
設営アシスタント:加藤康司
記録アシスタント:平山好哉

 千葉県市川市庁舎の1階交流スペースにおいて、国内外で活動する及川潤耶氏のベンチ型サウンドアートが常設された。私たちはベンチのデザイン設計を担当。
 庁舎でのサウンドアートの常設は国内初。感性が憩う場所として、従来の行政空間にはない体験と機能をもたらすことが期待されます。

【及川潤耶氏のメッセージ】
 先進的なコンセプトを掲げている市川市新庁舎の音響空間を演出するにあたって、地域の特徴を視野に入れながら、持続的に環境に寄り添う作品の形態を考えました。感性を深めるアートとしてだけでなく、環境と一体となった休憩空間としての機能を持たせています。
 このような観点から導入されたサウンドアートは、芸術文化はもとより、ICT音楽、教育、自然、テクノロジー、身体と聴覚を通じた健康福祉など、多様な視点から社会に貢献する意義を持つでしょう。Ruhe(ルーエ)とはドイツ語で、静寂や休息、心の平穏を表します。この作品はただ動かすだけでなく、「待つ・止まる」という状態を取り入れることで旋律を生み出します。自分の心身や呼吸と向き合いながら、Ruheの空間を味わってほしいと思います。