『建築』1961年5月 特集 吉阪研究室

・論文
「特集号に当って」吉阪隆正
「現代の建築家吉阪隆正」栗田勇
「吉阪研究室の集団設計の方法」三輪正弘・みねぎしやすお
「現代都市計画論の試み」戸沼幸市
「吉阪研究室雑感」堀川正也

・作品
ビエンナーレ日本館/チュニス都市計画/レオポルド・ビル文化センター/日仏会館/南山小学校/海星学園/東海大学全体計画/呉羽中学校/国立国会図書館/紀尾井町ホテル/江津市庁舎/ヴィラ・クゥクゥ/百人町自邸/墓/西来院計画/アテネ・フランセ


「まだU研究室と名乗る前、早稲田大学吉阪研究室時代の貴重な特集号。まだ写真の画像が粗い。吉阪隆正・大竹十一・滝沢健児・城内哲彦・松崎義徳、スタッフにはずらりファンタジスタが揃う。パリから帰った吉阪氏が設計に本腰を入れている頃のノリノリのいわば黄金期でしょう。設立わずか5年足らずの間に珠玉の名作
のほとんどが生まれた。50年代後半のマイルスデイビスがふと、重なる。」(2008.12.1)

「『建築』は1960年9月に創刊されている。この雑誌かなりいい。初代編集長は平良敬一氏。若き植田実氏も編集に加わる。平良氏は後に『建築知識』『SD』『都市住宅』『造景』『住宅建築』と6つの建築誌を送り出すことになる。」(2008.12.17)