『新建築』1965年12月 大学セミナーハウス

大学セミナーハウス(1期工事)

・論文
人格的交流の区分とその物的構成 吉阪隆正
大学セミナーハウスの構造 田中弥寿雄


「まだはげ山の多摩丘陵に建つ大学セミナーハウスの写真がある。登山家であった吉阪や松崎氏には、敷地のコンタ図は3Dに見えていたはずだ。有形学への基礎を作った建物群でしょう。神さまの一息で切り落とされたような切断面にはディテールの凄みを感じる。後に象設計集団を始める大竹康市、樋口裕康、富田玲子は、ここから現場の息を大きく吸い込んでいる。」
(2008.12.17)