『建築文化』1981年3月 特集 吉阪隆正

特集 君は越えられるか-吉阪隆正1917-1981 吉阪隆正の日々、ことば、すがた、かたち
絵解:吉阪隆正 U研究室+吉阪研究室
解説:吉阪隆正 重村力
年譜:吉阪隆正 U研究室+吉阪研究室
座談:吉阪隆正 戸沼幸一、大竹十一、地井昭夫、石山修武、樋口裕康、富田玲子
讃歌:吉阪隆正 相田武文、安東勝男、飯田宗一郎、伊藤ていじ、勝美勝、鈴木恂、清家清、武基雄、竹山実、富永譲、長谷川尭、林泰義、山田脩二、渡辺洋治


「病床についた吉阪を、大竹十一は見舞うことはなく、松崎義徳は終始付き添っていたと言う。U研究室を通して関わりつづけた2人の吉阪の死にまつわるこの対照的なエピソードは、その真意のほどはおくとして、僕にとっては生涯忘れられない。師が、あるいは友が、果ては自分がその場に至ったとしても思い出す。思いのあらわれる〈カタチ〉というものは建築を通してみたってそれぞれだが、これほどの対照を抱えて存在した吉阪隆正とU研究室という不連続統一の凄みは、ここに現れていると思うのだ。」(2017.6.7)